難しすぎる問題を出しててハッとした、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、
課題解決の外部頭脳、
社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
うーん、ボクとしてはカンタンだと
思っていたのですが・・・。
難しすぎるみたいです。
というわけで、あなたに挑戦状、です。
小学生でもカンタンに解ける、
次の問題に答えて見て下さい。
A男は、Xスーパーで
5個入で販売されている
三ヶ日みかんを買いました。その後、
Yスーパーで
6個入りで販売されている
蒲郡みかんを買いました。A男はあわせて
カバンの中に入れました。カバンの中には何個、
みかんは入っているでしょうか。
さて、どうでしょうか。
シンキングタイム、5秒です😁
実に、シンプルでカンタンな問題です。
正解は・・・
5個+6個=11個!
っと、自信満々に答えた方は、
社長・経営者として落第です😱
ただ、8割ぐらいの人が
落第すると思いますけど、ね。
この問題のポイントは・・・
5個入りで販売している
三ヶ日みかんは、本当に、
5個入っているのか?
6個入りで販売している
蒲郡みかんは、本当に、
6個入っているのか?
んでもって、
A男が買ったのは、一体、
何袋なのでしょうか?
何箱でなないのでしょうか?
買ったといっても、
現実に持って帰っている
のでしょうか?
通販の申込みをしたんじゃ
ないでしょうか?
A男があわせてカバンの中に
入れたのはなんなのでしょうか?
合わせていれるとは、
どのような状態なのでしょうか?
全部入れたの?
途中で食べてないの?
固体の状態でしょうか?
液体の状態でしょうか?
んでもって、
カバンの中には最初っから、
みかんは何個、入っていたのかな?
っていうか、そもそも、
「カバンの中にある」っていう、
カバンって、誰のどんなカバン?
というわけで、正解は、
分かりません
これです😁
以下に、世の中では、
思い込みによって人は動くか、
っていうことが分かるわけです。
疑っていないわけ。
なにを疑っていないか?
っといえば、自分の推測を、です。
5+6=11という結果を出した人は、
5個入りと6個入りを1袋ずつ、
A男は現実に買って、
かつ、持って帰り、
その途中で自分のカバンの中に、
全部のみかんを入れていて、
そもそもカバンの中には1つも
みかんは入ってなかった
っという推測に推測を
重ねているわけ、です。
でもって、これこそが、
真実だと思いこんでいるわけ、です。
でも、それは、推測に推測を重ねた、
非常に質の低い仮説にしか過ぎないのです。
で、この問題をこの状態で解くには
どうすればいいか?っといえば、
現実に、当該カバンを特定し、
中を開けてみて、
みかんがどのような状態で
どのような数量あるのか
っということを
確認しなければダメなのです。
でも、
この意味がまったくをもって、
理解できない人がいるんだよね。。。
もうちょっと、現実的なラインに
問題を設定してみましょう。
【問題】
X社は甲社・乙社・丙社・丁社の4社に、
商品Aと商品Bをそれぞれ、販売しています。今回、X社は甲社から商品Aを、
乙社から商品Bを、丙社から商品Aを、
丁社から商品Bの発注を受け、それぞれ、4社に納品しました。
ところが、乙社から、商品Bの中に
20パーセントほど商品Aが混入している
という連絡がはいりました。そのため、X社では在庫の商品Bと、
ご納品した商品Aを交換しました。返品交換後のX社の総在庫数は、
4社からの発注数に照らして
齟齬のない数量となっています。このとき、X社が甲社に商品Aを、
丙社に商品Aを、丁社に商品Bを、全て間違いなく正しく、
納品している確率を求めなさい。
シンキングタイムは、1分です。
キャッシュフローコーチとか
コンサルタントとかだったら、
瞬殺できるはず、です。
正解は・・・
不明。
です。笑
というのもね、
乙社に結果として
正しく納品された、
ということと、
甲社、丙社、丁社に、
正しく納品される、
ということは、
無関係、だから。
全く関係性がない。
じゃあどうするの?っていうと、
全数調査して、調べるしか
正しいか否かは分からない、のです。
でもね、これを、
乙社には納品数あってるし、
在庫数も計算上あってるから、
甲社、乙社、丁社にも正しい納品でしょ
って、考えちゃう人が、
結構、いるんですよね・・・。
論理的に物事が考えられないと、
とんでもない発想になってしまう、のです。
在庫数が正しいならば、
全社に正しく納品されている。
ということが真だとすると、
全社に正しく納品されていない
のであれば、
在庫数は誤っている
ということも真になるわけ、です。
でね、これは、反証可能。
例えば、甲社と乙社にテレコに、
丙社と丁社をテレコに、
商品を納品した場合
甲社 ×
乙社 ×
丙社 ×
丁社 ×
となるわけ、ですが、
発注数からしての在庫数は、
合っているわけです、数字上。
だから、偽。
一方で、
正しい納品がされていれば、
在庫数があっている
ということを真とするならば、
在庫数があっていないのであれば、
正しい納品がなされていない、
ということも真なのです。
で、これは、
間違いがないわけ、です。
でもね、
在庫数が合うのであれば、
正しい納品がされている
というのは、偽、ですよ。
ぜひ、
このへんでトレーニングをして、
まずは論理的に思考するってことを
身に付けないとアカンなと思うわけで。
データやファクトに基づくことなく、
思い込みと事実誤認を元に判断する人は、
私たちのクライアントではありません。
って、ボクのクライアントになるための
ポリシーには書いてあるんだけど、ね。
マーケティングは科学。
って、ボクは言ってるけど、
科学的根拠を大切にしています。
より正確に言えば、
マーケティングは
社会科学、ですからね。
だからこそ、
知見は集合させて、
知識になる。
って、ボクは考えています。
1個1個の事象に対する知見、
これって、自分だけで持っていると
単なる知見に終わる、
っていうことが多いのです。
でもね、
この知見をシェアすることで、
知識に変えることが可能、
なんですよね。
というのも、
知見だと、
間違っている可能性、
これもあるわけです。
たまたまの可能性、
これが排除できない。
レアケースを通常のケースだ、
っと、誤解する可能性もあるわけ。
ファクトじゃない、
ってこともあるわけ、です。
ほんの一瞬の偶然を
ファイクとだと捉えると
痛い目に合うわけ、です。
でも、
知見が集合すると、
何がスタンダードで、
何がイレギュラーか、
っていうことが、
分かってくるんですよね。
こういうのが科学であり、
知識になる、んだと思うのです。
ファクトフルネスでないと、ね。
もう一問、出してみましょう。
これでかなりの人が、
正解にたどり着けるはずです。
A男とB女は、婚姻関係にあります。
このたび、娘Cが生まれました。娘Cは誰の子どもでしょうか?
論理的にお答え下さい。
ここで、B女がD男と浮気してて、
娘CはD男の子どもの可能性がある。
だから、答えは不明だ!
っと答えられたら、
不正解です。笑
というのも、
論理的に答えていないから、
不正解なわけ、ですよ。
論理的に答えろって、
問題に書いてあるでしょ?
正解例は・・・
娘Cにつき、人間関係を
特定するにあたり、
必要な条件が示されていない。
例えば、第三者同士の間の子、
という可能性も排除できないし、
また、
娘CをB女が出産したことを
推測することはできても
確定することはできない。
さらに、
自然受精・自然分娩以外の方法で
生まれてきた場合、
特に体外受精で生まれるなど、
出産の事実と遺伝子上の事実が
異なる場合もあり、
また、
なにをもって「子」とするか、
その定義も明らかではない。
ゆえに
娘Cは誰の子どもかを
この問題の条件においては
特定することができない。
っということぐらいかければ、
合格点がもらえるかな、
というところ😱
まぁ、こういう答案を書くと
❌ をもらうことになるのが、
日本の教育ですが・・・。
ボクらがしているのは、
ビジネスの世界なわけですよ。
現実、真実をしっかり、
掴み取らないといけないのです。
千里の道も、一歩から。
あなたの思考は
いつもまずは論理的ですか?
実は、推測に推測を重ねて、
テキトーな質の悪い仮説を
間違いがない真実だと、
すんげぇ誤解をしている、
なんてことはないでしょうか?
みかんの数だって、
数えられない人もいるんです。
変な推測を重ねて、
事実、真実を掴みそこねる。
そういうことをしているから、
ちゃんとした結果がでないのです。
【アクセス】ファシリテーション株式会社
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