計り売りだと取りすぎてしまう
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
いやね、今日、オフィスで深夜作業、
なので、イオンさんに、
お弁当を買いにいってきたんですよね。
で、オリジン弁当の量り売りコーナー、
これがあるもんだから、
レバーとか、サラダとか、
春雨とか、入れてきたんです。
100gで、183円だっけ?
結果、どうなったか・・・。
485円。
まぁまぁ、するやないかーい!
っていうか、またとりすぎ。
(野菜多めですけど、ね)
でね、そこには稼ぐ仕組みが、
存在することに気がついたのです。
今日は、
惣菜量り売りに学ぶ稼ぐ法則
お伝えしたいと、思います。
レバー、唐揚げ、春雨、たまごサラダ・・・
で、オリジン弁当の量り売り。
いろんなものが並んでいるわけですよ。
レバー、豆腐、サラダも数種類、
唐揚げ、春雨、ウインナー&ポテト・・・。
で、これをどれを選んでも、
100gで183円。
分かり安い価格設定
これですよ、これ。
価格設定の方法では、
価値=価格、ということを
なんどかお伝えしていますが、
分かり安い価値=分かり安い価格
でもあるわけです。
どれを選んでも、同じ値段。
これって、スゴイ価値、
だと、ボクは思うのです。
多少、原価のばらつきはあるでしょうが、
平準化させる、というのは、
並大抵のことじゃないんです。
あとはね、
ある意味、し放題。
これなんですよ、これ。
し放題という、コンセプト。
し放題って、結構、
人間が好きなことです。
自分で決めている!という、
自己欲求をすごく、くすぐられるので。
でね、普段し放題というと、
ここに、さらに「定額」っていう、
コンセプトが付いてくることが多いんです。
し放題+定額
これが、非常にパワーのある
コンセプトではあるんです。
でね、なにも「定額」というのは、
“全部”「定額」でなくても、よいのです。
“一定額”「定額」でもいいわけです。
昔、携帯電話であった、
二段階定額とか、W定額とか、
っていうのでもいいわけです。
もちろん、ある単位あたり定額、
あとは、その積み重ね、
というのでもOKなわけです。
ただし、それが、分かりやすい
価格設定=価値表現になっているか、
というのは注意が必要、です。
容器に隠された秘密とは
でね、量り売りを入れるトレー、
ここにも、稼ぐ仕組みがありました。
それは・・・
4つにしきられたトレー、
これですよ、これ。
空間があると、埋めたくなる。
これ、人間の本性です。
4つ、仕切りがあれば、
4つ全部に、入れたくなるんです。
だから、買う種類が、
必然的に増えていきます。
4つに分けて
入れたくなるから、ね。
だから、おそらく、
6つのトレーがでたら、
みんな6種類入れるんでしょう。
で、もう一つ、重要なことは、
区切られているから、
行動できる。
これなんですよね。
仕切りという、秩序と規律。
これがあるからこそ、
惣菜をつめる、という、
行動がとれるのです。
透明なパッケージに、
お惣菜を詰めるコーナーって
よく、スーパーにあるじゃないですか。
あれってね、透明で、
無秩序だから、
あんまり詰められないんです。
実は。
人間、何か秩序に沿わないと、
なかなか行動できないのです。
だからね、
普段のマーケティングでも、
お客様が沿えるガイド、
秩序と規律の仕組みがあるか?
これをチェックしなきゃダメ。
例えば、申し込み用紙。
きちんと文字が埋められるように
なっている申し込み用紙。
適当に自由に書きこめる
申し込み用紙。
これだと、圧倒的に、
秩序ある申し込み用紙のほうが
レスポンスがいいのです。
ちなみに、
PC用メガネで有名になった
JiNSさん。
あそこって、お客様に、
メガネを片付けてもらえるように、
商品棚に全部、
メガネ1つが入る仕切り、
これがついてるんですよ。
購買行動でも同じ。
規律と秩序が無ければ、
人は行動できないのです。
お客様に「してもらう」ワケ
何でオリジン弁当の量り売りに、
行くか、っていうとね、
超・個人的ですが・・・
選ぶのが、楽しい。
これなんですよ。
いやね、普段はパッケージングされた
ものを、スーパーで買うわけですよ。
(たまにコンビニでも買いますが。)
それって、
ある程度、楽しみはあるわけです。
あれにしようか、これにしようか、
というレベルで。
一方で、量り売り。
あれをこれだけ入れて、
これをそれだけ入れて、
あ、でも、バランスをとって・・・。
なんて、普段考えないことを
考えながら、パッケージング、
これをしていくわけです。
カスタム癖と言ってもいいぐらい、
オリジナルなものを作って行く
ボクにとっては、楽しみな時間です(笑)
でね、
こういう、自分でパッケージングをする
という、一段階上の選び方、
これに楽しみを感じる人って、
結構多いんです。
実際、ボクの横にいた家族も、
家族でワイワイしながら、
お惣菜をみんなでつめていました。
そこに、”JOY”はあるのか?
って、よく、クライアントには
聞いています。
あなたの商品を選ぶこと、
あなたの商品を使うこと、
そこに、お客様の
JOY=楽しみ、これはあるか?
ってね。
ま、ボクの場合は、楽しみすぎて、
量をとりすぎてしまうのですが・・・。
というわけで、今日は、
惣菜量り売りに学ぶ稼ぐ法則、
お伝えしました!
それにしても、とりすぎた・・・。
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