マーケティング

ブームに乗るな、やめなダメ

久々にルーズソックスの女子高生を見た
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、
潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、

名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。

多分、本物。
ちゃんとした制服だったので。

自称:コスプレの聖地(?)
名古屋的には、コスプレとしては
よく見るものの・・・。

大ブームから、20年以上。
水面下では復活の兆しがあるようで・・・。

 

でね、細々と(?)生きている
ルーズソックスを見て、
思ったのです。

ブームに乗るな、やめなダメ

なんじゃないかとね。
今日はそんなお話、お伝えします。

ブームが起きているときに起こること

ブームが起きているとね、
猫も杓子も●●、みたいな感じで、

ドバッっと新規参入する会社、
増えるんですよ、はい。

最近だと、なんでしょね、

ドローンとか、スマホとか、
タブレットとか。

ハンドスピナーとか、
ポケモンGO関連商品とか。

飲食系でいうと、

パンケーキ、ドーナッツ、
パクチー、サラダ、唐揚げ、

なんかでしょうか。

でね、

ブームが起きているときって、
S字カーブで言えば、
成熟期~衰退期なんです。

だからね、

ブームになったタイミング、

このタイミングで設備投資して、
新規参入だ!いっきに儲けるぞ!

なんて、考えで臨むと、
痛い目にあうんです。

設備投資が終わった段階で、
ブームが終わって、裏目に出て・・・。

終了、ってなる会社、
山ほど出るんです、はい。

そうそう、こんにゃくゼリーが
はやったときも、設備投資して、
つぶれた会社がたくさんあったっけ。

ブームって、本当に、
危険なんです、中小零細にとって。

どうしても、ブームだ、
この波に乗らないと損だ!

って、経営者はなっちゃう。

でもね、その波に乗ることが、
将来のためになるのか?

って、立ち止まる勇気、
これがなきゃだめ。

実際、ブームは成熟期~衰退期に
あるわけでして・・・。

すぐ、衰退期~消滅期に
入るわけです。

ブームの本当の影響力

でね、ブームっていうと、
その効果としては

モノが一気に売れる

って思うじゃないですか。

それも正解なわけですけど、
もっと、大きな影響力、
本当の影響力があるんです。

それが、

商品のライフサイクルを
一気に縮める

っていう効果。
これがあるんですよ。

例えば、ルーズソックス。
ボクが中学生ぐらいのころに、
高校生に大流行でした。

でもね、

ボクの通っていた高校、
ここでは一切、なかったんです。

というのも、2000年代初頭、
多くの高校で、ルーズソックス禁止、
と、あいなったわけです。

うちの高校も、女子は

ルーズソックス禁止、
紺ソックス限定、

だったような気がします。
(女子のことだからよく知らんけど。)

 

というわけで、ブームが起きると、
その過剰さをとめようとする動き、

これが出てくるわけです。

ポケモンGOも禁止する動きが出たし、
ビットコインだって課税強化をして
抑えこもうとする動きが出ているわけです。

こんにゃくゼリーだって、
いろいろあったような
記憶があります。

そうそう、消費者金融も
一大ブームを起こしたといっても、
過言じゃないかもね。

ノンバンクという言葉は
既に死語となっている気もしますが、

当時の消費者金融、
すごかったですから・・・。

というわけで、

ブームは商品のライフサイクルを
縮める、いっきに消滅期に入れる

っていう効果があるわけです。

だからね、

ブームがおきたらヤバイ、
撤退しなきゃ

って思うのが、

正しい経営判断だと
ボクは思うのです。

もしくは、

撤退を前提に
ビジネスをいったん進めて、
消滅期に入ったら撤退する。

これぐらいの勢い。

ということも考えると、

ブームになっている商品で
勝負をかけよう、とするのが
なおさらおかしい

ということに、
気がつくわけです、はい。

 

ということをこの前、
飲食店で起業したいという子に
コンコンと話をしていたのですが・・・。

パンケーキ、ダメよ。
ドーナッツ、ダメよ。
サラダ、ダメよ。

ブームになる前を持ってくる

でね、ブームになってからは
遅いわけです。

でもね、ブームを作りたいとか、
ブームに乗りたい、という人、
いるはずです。

ブームを作ったり、
ブームになる前のものは
セーフなわけです。

そういう人たちは、
どうすればいいかというとね・・・。

 

手っ取り早いのは
海外視察ですね。

海外ではやり始めているもの、
これを、日本にいち早くいれる。

だいたい、アメリカが
10年ぐらい先を行ってたり
しますからね、日本の。

で、海外からもってきて、
ポン、と火をつけたら、
すぐ撤退して、次の商品を探す。

この「ブームつくり業」ってのが、
ひとつのやり方としては、
ありなんじゃないかなと思います。

ある意味、

先行者利益だけを得るビジネス

なんですけど、これはこれでありかと。

 

先行者利益といえばね、
意図せずブームになった場合。

これもちゃんと、
先行者利益があるんです。

というのもね、

最後に残るのは、先行者。

こういう法則もあるんです。

ブームが過ぎ去ったとき、
生き残るのは、結局最初の会社。

ってことも結構多いんです。
多少のダメージは追いつつ、
細々と生き残る。

生き残ることが大事。

というのもね、

何年かのサイクルで、
再び、商品が蘇るってこと、
あるんです、不思議ですが。

そのときに、過去のノウハウを
しっかりもっているのが
その会社だけ、なんてことも。

よく分からんところですが、

ヨーヨー、ミニ四駆、
ベーゴマ、カードゲーム、

なんかは確実に、
十数年に1度、ブームが起きる。

食品なんかでもそう。
数年~十数年のサイクルで、
ブームがおきたりする。

そのときに、化石のように
生きていることが、
勝つことにつながる。

そんなこともあるわけです。

だからね、

二番煎じじゃダメなんです。
最初から、やってなきゃ。

先行者じゃなければ、
やっちゃだめ、なんです。







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澤田隼人(1985年12月9日生まれ)は、多才なゼネラリストであり、特定行政書士として「行政書士ほみにす法務事務所」を運営。2009年の創業以来、会社設立や医療法人設立など幅広い法務サービスを提供しつつ、社外COOとして経営者を支え、事業戦略、資金調達、マーケティング、組織構築、人材採用・育成、マネジメント、コーチングに携わっている。 経営理念「Design New -温故知新-」は、伝統と革新を融合させた戦略を反映。ファシリテーション株式会社の代表取締役としても、多面的なビジネス支援を展開し、企業の成長を後押ししている。 また、ITスキル(HTML、SEO)やマーケティング知識(PPC広告、ブログ集客)を活かし、多様なクライアントのニーズに応えている。さらに、司法書士・税理士・社労士・土地家屋調査士、弁護士事務所での経験を活かし、複雑な法的問題への対処や士業の管理にも精通している。 大手予備校・河合塾のチューター時代から人気を博し、20年以上セミナー講師としても活躍。多面的な視点とスキルでクライアントの成功に貢献している。
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