久々に温泉三昧だった、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、課題解決の外部頭脳、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
いやぁ、下呂温泉、良いお湯でした。
疲れると、行きたくなる温泉・・・。
中でも、下呂温泉は一番近い、
温泉街のような気がしています。
まぁまぁ遠いですけど。
西浦温泉とか知多温泉とかも、
愛知県にはありますけど、ね。
で、今回泊まったのは、
珍しく、老舗の旅館。
天皇陛下や皇族もお泊りになる
旅館ですわ・・・。まぁ、立派だこと。
でね、行政書士として、旅館業の許可とか
頼まれたりするので、旅館、好きなんです。
M&Aで、倒れ掛かっている旅館の
再生する・・・なんてお手伝いも。
リーガル&マーケティングの専門家の
真骨頂、というところでしょうか。
で、ダメになった旅館、
再生の旅館とか、いろいろ見て、
周っているわけです。
で、旅館再生のポイントって、
いくつかあると思うんですよ。
そして、それは、
みなさんの業種でも適用できる、
ってこと、多いと思うんです。
というわけで、今日は、
旅館再生から見た稼ぐツボ!
お伝えしたいと、思います。
フルリニューアル!
でね、儲かってない旅館、
古いまんま、というところが、
非常に多いんです。
昭和50年代ですか、ここ・・・。
っていう設備も沢山ある。
ボイラーなどの
見えないところ、しかり、
風呂、トイレ、棚など、
お客様に見えるところ、しかり。
で、大手の旅館再生会社さん、
結構、見えるところのリニューアル、
これはするんですよね。
フロント、ロビー、
かなり綺麗にリノベーション。
そりゃ、第一印象が決まるロビーだから、
綺麗にしておかなきゃダメ。
で、そこからつつつーっていくと、
客室はそのまんま、というところ、
非常に多いんです。
中には、
M&Aで買う前の旅館名の
ハンガーまで使っているところも・・・。
でね、基本的に、古いものに対して、
人は価値を感じないんです。
価値を感じるのは、
本当に古いもの。
江戸時代とか、それ以上前、
そこには価値があると思うのです。
だからね、高度成長期に作られた
施設とか、客室って、
ただ古いだけ
なんですよ。
建替えろ!とは言いませんが、
せめて、フルリニューアルを。
特に、お客様に見える部分。
そして、全部。
フロントだけ綺麗、
というのは、客室のがっかり感、
これを非常に強くします。
落差ってのは、
作ってはダメなのです。
他のビジネスでも一緒。
ファーストインプレッション
だけよくて、あとはひどい。
こんなビジネスやってれば、
継続できるわけがないのです。
あとね、リニューアルするなら、
使うものは細心の注意をはかること。
1つでも、違和感があるものを、
入れてはいけないのです。
たった1つの違和感で、
お客の心、これは離れます。
例えばね、超高級旅館が、
格安宿泊とか出してたりするんですよ。
ま、このあたりで、違和感が、
相当あったりするんですけど・・・。
で、さらにね、
風呂場に並んでいる
ちょっとした備品が全部、
百円均一の商品だった
なんてこともあったんです。
何で分かったか?というとね、
それはボクが、マーケッターだから。
というわけでもなく、
家にあるのと一緒のものが
大量においてあったから(爆)
このあたりで、一気に、
現実に引き戻されましたわ・・・。
実に、もったいない・・・。
違和感がないように、
フルリニューアルする、んです。
6Sができているか?
でね、次に重要なのが、
6Sが徹底できているか。
整理、整頓、清潔、清掃、
作法、しつけ。
この6S。
稼げてないところほど、
整理、整頓ができてない。
清掃できてないから、
清潔じゃない。
タオルの組み方が雑だったり、
細かいところの清掃が
できてなかったり。
テレビの裏やベッドの下に
ほこりがたまっていたり・・・。
実はどういう旅館か、
っていうのは、結構、
リモコンの清掃具合
で、分かったりもします。
リモコンが汚いところに、
良い旅館はありません。
神は細部に宿る、ということです。
あとね、意外と多いのが、
挨拶ができない人が多い旅館。
会釈ぐらいすれば、
いいのにな、と思いつつ。
フルか?セルフか?
で、まぁ、旅館だと、
フルサービスになることが
多いんですよ。
荷物もって、部屋までご案内、
お布団しいてくれたり、
お茶を出してくれたり。
部屋まで、お食事を
もってきてくれたり。
でね、ボク、
ぶっちゃけ、苦手です(笑)
全部、セルフでやりたい人、
なんですよね・・・。
というか、部屋という、
ある意味、一時の
パーソナルスペース、
これに他人をあまり、
入れたくないわけです。
なんとなーく、居心地が悪い。
なのでね、
セルフかフルか、選ばせる
こういう仕組みがあって、
いいと思うんですよ。
全てフルじゃなくていい、
こういう人もいるわけ。
全てフルがいい、
こういう人もいるわけ。
それに合わせたサービスを、
提供すればいいだけの話。
そんな難しいことでは、
ないと思うんです。
一部だけ欲しい。
こういうニーズに、
答えてない人、非常に多いので、
少し、考えてみると、良いのです。
とまぁ、ざっくりと、
スタートとしては、こんなことから、
取り組んでいくべきなんでしょう。
でね、ある程度、成果がでたら、
これを横展開していくんです。
どういうこと、っていうと、
地域の同業他社に広げていく、
これなんですよ。
どんな立派な旅館にしても、
地域が地盤沈下していけば、
どうしても、それに引きづられます。
もちろん、自分の旅館内で、
旅館を満喫してもらう・・・という方策に、
出てもいいとは思います。
でもね、それじゃあ、
あまりにも地域の一員として
どうかなぁ・・・と思うのです。
地域の一員として、全員で、
地域を活性化する。
そのためにも、まずは、
自分の旅館から。
というスタンスが、
ボクはいいと思うのです、はい。
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