マーケティング

保証の極意を消費者庁に学べ

行政機関のWEBをよく見ている、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、
課題解決の外部頭脳、

名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。

目的の1つは、広告情報の収集。
自治体によっては、面白い広告、
募集していたりするんです。

今、一番出したい広告は、
証明書発行コーナーの番号札。

これ、なかなか空きがでなくて、
入り込めないでいます。

で、もう一つの目的は、
処分理由と内容の確認。

特に、消費者庁。

というのもね、

処分された=人の目を引いた
→でも、嘘や大げさが混じってた
からなんですよね。

なので、

嘘や大げさを混ぜず、
正直に、正しくいけば、
非常に良いマーケティング手法

ということに、なるのです。

そんな話を以前、
消費者庁で学ぶ正しい稼ぎ方
として、お伝えしています。

でね、今回も、学ぶべき事案、
出てきているんですよ。

というわけで、今日は、

保証の極意を消費者庁に学べ

お伝えしたいと、思います。

措置命令が出た保証の魅せ方

でね、今回、景品表示法に基づき、
措置命令が出たのは、
ある中古車販売店さん。

消費者庁のリリースによれば、
(以下、同リリースより引用)

本件129商品の各商品には、
車両に係る保証が無償で付帯している
かのように表示していた。

が、しかし、

本件129商品の各商品には、
車両に係る保証は無償では
付帯していなかった。

ということ。

マーケッターとしては、

10年保証「対象」とは、
書いてあるけど、

10年保証「します」とは
書いてないよね・・・

と、思いますけど・・・ね。
一般消費者から見ると、

「無料保証がついているように見える」

というのは、消費者庁の判断です。

ただ、家電とかだと、
延長保証対応とか、長期保証対応とか、
普通にこういう表示がある気が・・・。

家電とかだと、長期保証=有料、
という構図はほぼほぼ出来上がってるから、
優良誤認の可能性は少ないのかなと思いつつ。

でね、これって何も、
保証が有料であることを、
問題にしているわけではないんです。

保証が有料であることを、
明示してなかったことが問題

という、指摘なんですよね。

なので、チラシのどこかで、
明示的に、家電量販店のように、
長期保証について、説明をしておく。

この誠実さがあれば、
問題はない保証、なんだろうなと、
感じているところです、はい。

店頭にきてから説明、
購入時に説明、

これをしたからNG、
ということなんですよね。

ま、それにしても、

保証=無償 とイメージする、
という指摘は若干、乱暴なような、
論理の飛躍があるような気がしています。

圧倒的な保証の法則

でね、クライアントには、

圧倒的な保証をしよう

というお話をしています。

保証=損じゃないんです、
保証=得なんです、

売り手側にとっては。

商品品質の信頼アップになり、
保証の安心感で顧客数も増える。

さらに、

保証が実行されることで、
商品改善にもつながる。

一石三鳥なのが、保証制度、
なんですよね、売り手にとっては。

もちろん、お客様には、
安心というのを与えられますし。

 

でね、圧倒的な保証を
作るためのポイントは2つ。

「時間制限」と「返金・金額」。

保証期間をいつまでにするか、
返金保証をどうするか。

まずは、この2点を
圧倒的なものにする。

無期限でも、100年でも、
5年でも、10年でもいい。

現実に、できる保証期間で、
しかも、他がやってない保証期間、
これを設定するんです。

先日、お話を聞いた家具屋さん。
職人さんに話を聞いたら、

「うちの家具は、30年は余裕で持つ」

ということだったので、

「10年保証」にした

とのことでした。

でね、一般的には、家具の保証って、
1年~3年ぐらいなわけ。

10年、というのは圧倒的。

 

でね、返金・金額の保証。

返金するなら、基本的に、
全額返金をつけると、圧倒的です。

あとはね、

家電なんかの保証だと、
保証金額が下がって行く

なんていうこともあるんです。
これを下げずに、一定にする。
最初の保証金額を維持する。

これなんかも、圧倒的です。
(某家電量販店さんがCMやってますね。)

保証=有料でもかまわない

でね、保証=無料というのは、
幻想にすぎない、とボクは思うんです。

保証=有料

これで、全然、かまわないわけですよ。

家電量販店みたいに、
購入金額やポイントの数パーセント
をいただいても、かまわないわけです。

住宅ローンなどで、機関保証を頼むときに
保証料って支払っているじゃないですか。

もちろん、無料保証と、
有料保証の併用もOK。

でね、消費者庁の意向をくみ、
かつ、正直な広告を作る

のであれば、

10年間長期有料保証

とか、堂々と書けば
良いんだと、ボクは思います。

無料だと、これだけの保証です。
有料だと、こんなに保証があります。

どちらがいいですか?

こうやって、選択してもらえば、
いいと思うんですよね。

でね、一定数、有料保証、
これ、頼んでくれるんです。

これ、利益率を上げるだけじゃなくて、
嬉しいじゃないですか。

売っているボクらを、
さらに、信頼してくれる、
っていうことですから。

有料保証だからこそ、
得られる価値・与えられる価値、
あるはずです。

有料保証=デメリット、
と考えるのは、早計です、はい。

保証をやっていない人、
有料保証をやっていない人、

是非、導入してください。







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澤田隼人(1985年12月9日生まれ)は、多才なゼネラリストであり、特定行政書士として「行政書士ほみにす法務事務所」を運営。2009年の創業以来、会社設立や医療法人設立など幅広い法務サービスを提供しつつ、社外COOとして経営者を支え、事業戦略、資金調達、マーケティング、組織構築、人材採用・育成、マネジメント、コーチングに携わっている。 経営理念「Design New -温故知新-」は、伝統と革新を融合させた戦略を反映。ファシリテーション株式会社の代表取締役としても、多面的なビジネス支援を展開し、企業の成長を後押ししている。 また、ITスキル(HTML、SEO)やマーケティング知識(PPC広告、ブログ集客)を活かし、多様なクライアントのニーズに応えている。さらに、司法書士・税理士・社労士・土地家屋調査士、弁護士事務所での経験を活かし、複雑な法的問題への対処や士業の管理にも精通している。 大手予備校・河合塾のチューター時代から人気を博し、20年以上セミナー講師としても活躍。多面的な視点とスキルでクライアントの成功に貢献している。
【アクセス】ファシリテーション株式会社

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名古屋市西区那古野一丁目3番16号 G next nagono 5F


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