恐ろしい目にあった、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、課題解決の外部頭脳、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
ボクがいたのは、ビルの7階です。
でね、禁煙エリアなのに、
喫煙している若者がいたんですよ。
書類に目を通しながら。
何年前の会社だ、と思いつつ。
でね、彼がタバコの火を、
書類の上に落としちゃったんですよ。
そしたら、書類が、
ちょっとだけ燃えた。
けど、すぐに消えた。
で、燃えカスが2、3個、
天井にあった排気扇に吸い込まれて
いったんですよね。
で、何事もなく、
皆さん、お仕事しているわけ。
ざっと、7階には200人ほど。
まぁ、普段どおりの環境で、
普段どおりの仕事をしているわけ、です。
でね、3時間ぐらいしたあとに、
火災報知機が鳴ったんです。
でも、みんな動かない。
古いビルなんで、よく、
誤作動するそうですわ。
で、みんな動かない。
ボク、気になって、
どこで報知機が検知したか、
というのを見に行ったら、
8階だった。
で、非常階段をかけ上がって、
8階の様子を見に行ったら・・・。
床から上がる煙。
そして、そうこうしているうちに、
床から炎が上がる。
消火器で消そうとする男性。
でも、一瞬で天井に燃え広がる。
天井に広がったら、アウト。
初期消火はできない。
急いで、7階に戻る。
そして、避難を呼びかける。
みんな、逃げない。
逃げたのは、ボクと仲が良い、
ほんの3人ぐらい。
後の人は、荷物をまとめ始めた。
エレベーターで逃げようとした人もいた。
でも、多くの人が、
「澤田さんは、社外の人だから・・・」
と、社内の上の人が、
アナウンスをするのを待つ、
とのことだった。
ボクは、叫ぶ。
1つでも下の階に、まずは逃げろ、と。
幸い、煙と炎は上に向かう。
だから、本来であれば、下の階は、
上よりは安全だし、逃げることができる。
でもね、ボクが見えていたのは、
別のレベルだったんです。
8階の床が燃えている。
つまり、
最初に燃えはじめたのは、
7階の天井じゃないか、
って。
後から分かった話、
あの燃えた紙、
あのちょっとした火の粉が、
天井裏のダクトにたまった
ホコリに引火して、燃え広がった
とのこと。
ボクは、叫ぶ。
1つでも下の階に、まずは逃げろ、と。
2、3人が、哀れんだ顔で、
ボクのほうを見てきた。
ボクはその瞬間、
逃げることを決めた。
急いで非常階段にはしり、
防火扉横の扉をあけて、
非常階段を駆け下りはじめた。
まさに、そのときだ。
ドーーーン
っと、大きな音がして、
7階の天井が落ちて、
一気に7階に火が周ったのは。
これが、7階だけで、
死者・行方不明者196名、
生存者3名となった
火災事件の一部始終だ。
これは、決して新聞に載ったり、
ニュースになったりはしない。
なぜなら、ボクはこの恐怖の瞬間を、
布団の中で、体験したからだ。
というわけで、今朝ボクが見た、
夢のお話でした。
いやぁ、ほんと、恐ろしい。
でね、何が恐ろしいか、
というと、火災の恐ろしさも
あるんですけど、
経営的な恐ろしさ、教訓を、
この夢は持っているんです。
1つめは、
火種は本当に小さなもの
ってこと。
どんな組織でも、会社でも、
はたまた起業家一人であったとしても、
失敗する火種は、ホンの小さなこと、
じゃないかなと思うのです。
普段やってるからいいや、
これぐらい、いつものことだから大丈夫。
こういうった油断があると、
大炎上につながる。
特に、きちんとメンテナンスを
してないときには特に。
で、メンテナンスしてなければないほど、
炎上したときに、メチャメチャ拡がる。
ジワジワと、しかし、確実に。
で、あるとき、耐え切れなくなったら、
ドーーーンと落ちてきて、
大炎上に発展するわけ。
2つ目は、
見えてないものを、
見えるようにしろ
っていう話。
ボクには、床が燃えているのを見て、
天井が燃えているというのが見えた、わけ。
ま、現実にはあまりない、
シチュエーションかもしれませんが。
(木造であればまだしも。)
で、やっぱり、
見えないものを信じる
っていうのは、
難しいんですよね、人間。
でもね、本当の危機ってのは、
天井裏が燃えているように、
直前まで見えなかったりするんです。
だからこそ、
見えないものを、
見えるようにする。
あ、これ、決して、
オカルト的な話しじゃありません。
見えてないところは、ないかな?
漏れなく、ダブりなく、見えてるかな?
こう考えるだけで、
だいぶ、見えていないところが、
見えるようになってきます。
もう一つは、
他人の目を借りて、
見えていることを
素直に受け止めること
これですわ。
例えば、ファシリテーターや、
コンサルタントとしてのボク。
クライアントとは見えていること、
やっぱり違います。
見えていることが違うからこそ、
言っていることが、違うんです。
だからこそ、
言われたことは、
まずは、素直に受け止める。
そのあと、受け入れるか否かを、
決めればいいんですから。
まずは、受け止める。
そして、どうするか、決断する。
で、決断した以上は、
その責任は、正しくとる。
こうだと、思うんです、ボクは。
火事に気がつかない経営者、
火事に気がつかない起業家ほど、
他人の言うこと、受け止めません。
ましてや、受け入れることもしません。
で、燃え尽きたあとにすら、
燃えたことに気がついていません。。。
これがね、小さいうちであれば、
まだましなんですよ。
ボヤ程度で済んだり、
周りへの延焼も少なくて済みますから。
でもね、
お客さんがかなりいて、
従業員もいて、
お客さんのお客さんがたくさんいる。
こういう状態のときに、
ドーーンと天井が抜けて、
大炎上が起こると、
メチャメチャタイヘンデス。
まぁ、どっかでおきた出来事に、
よーく似てるな、この火事・・・、
と思った朝でございました。
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