ブロック塀はやっぱり怖いなと思う、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、課題解決の外部頭脳、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
自宅もそうなんですけど、
近所にも結構、ブロック塀、
ありますね・・・。
大阪で痛ましいことがありましたが、
本当に怖いところ・・・。
ご冥福をお祈りします。
水泳部だったので、
ブロック塀に囲まれたプール、
ほんと、よく見ました。
見えないようにするのって、
いろいろ大変なんですよね・・・。
(とくに、この時代・・・。)
で、ワイドショーや報道番組を
見ていて、気になることがあります。
というのも、
ブロック塀、40年間放置、
という情報が、流れているわけです。
で、コメンテーターなる人が、
違法だ!違法だ!と、叫ぶ。
うーんと、思って、
聞いていたんですけど。
確かに、
現在の法令に従えば違法、
だとは思うんですよ。
ただ、40年以上前に作られた、
としたら、当時は適法だった、
可能性もあるんですよね。
作った当時がいつか、
そしてそのときの法令が
どうなっていたか
これが問題なわけですよ。
作った当時に適法であれば、
それはそれで、話が変わってきます。
建築当時には適法、だったけど、
現行の法令に照らすと違法状態、
というのは、
既存不適格
というのですが、必ずしも、
違法ではないのです・・・。
既存不適格(きそんふてきかく)は、
建築時には適法に建てられた建築物であって、その後、
法令の改正や都市計画変更等によって
現行法に対して不適格な部分が生じた
建築物のことをいう。
例えば、現行の接道基準を満たさないから、
再建築ができない、再建築不可物件とか、
旧耐震基準の物件とか・・・。
というわけで、建物のプロや、
建物に関する許認可系を扱っている人には、
コメンテータのコメントが
??????
という感じなわけです。
見ている視点というか、
時点が違うので・・・。
もちろん、現在の視点から見れば、
危険なのはあきらかなので、
是正すべきこと、ではあるのですが、ね。
知識は、プロに聞け
って、よく言っているんですけど、
プロは知っているけど、
素人は知らない、ということ、
よくあるんですよね・・・。
で、素人が思い込みで言っている、
これを信じちゃうと痛い目にあう、
なんてこと、よくあるんです。
行政書士としても、
よーくあるんですよ。
明らかに、法的に間違っているし、
常識的な取り扱いとしても間違っている。
でもね、声が大きい素人、
この言葉を信じちゃって、
ボクらの言葉を聞かない人。
ゼッタイに、それじゃあ、
許認可おりませんよ、
って、言っても、
いや、以前、同じようなことを
やったことがあるから、大丈夫
って、言い切っちゃう。
で、それを信じて、失敗しちゃう。
で、だまされた、助けてください、
って、戻ってくると言う・・・。
いや、もう、手遅れ、
なんですけど・・・ということが多々。
そりゃあ、たまにはプロも、
間違えることはあるかもしれません。
でも、素人と比べれば、
圧倒的に間違える可能性が
低いわけですよ。
だって、ちゃんと知識を持って、
プロとして、仕事をしているわけ、
ですから、ね。
素人が、同じだ、と思うことも、
プロからみれば、全く違う、
なんてことも、多々あるわけです。
その差がわかってこその、
プロ、だとボクは思うのです。
でね、
素人に聞いて失敗する、
プロに聞いて失敗する、
どっちのほうが確率が高いか、
って、どう思いますか?
そして、
どっちを信じて失敗したら、
自分として、納得できますか?
そりゃあね、耳障りのいい、
素人の声はいいかもしれませんが、
まぁ、あれなんですよねー、
自分にとって都合のいいことを、
信じたいという気持ち、
分からなくはありません。
が、
それが、結果として間違っていたら、
目も当てられないと思うんだけどなー。
そんなことを思った今日でした。
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