相手の感情を考えれるかって、
超重要だなぁ・・・と。
会議に出ていてしみじみ感じた
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
いやぁ、会議疲れた。。。
午前中のミーティングは、
わくわくするようなミーティング。
新規のアイデアはボンボンでるし、
実行力のある行動計画もボンボンでる。
さすが、BMGと、おとひめカードと
フューチャーマッピング^^
で、午後はうってかわって、
普通の会議。。。
いつものことながら、
疲れるんです、はい。。。
いやね、どんな感じだったか、
というと
□ A社は、業務効率化のためにB社をつくった
□ B社には、A社の予算がついている
ま、こういうのって、よくあるんですよ。
でね、B社がちゃんと動けていない、
そういうことってままあるんです。
だからこそ、
B社でまかなえないことを弊社に!
と、A社に営業をかけたい!
ってのがあったんですね。
これって、
A社のためにもなるし、
B社のためにもなるし、
うちのためにもなるし、三方よし!
と思っちゃった、
そこのあなた。
ダメですよー。
この状態をよーーーく、
考えてみてください。
A社の担当者さん、
この話を聞いたら・・・
「バカかお前は」
と思うでしょうね、きっと。
どうでしょう?
B社でまかなえないことを弊社に!
これってね、相手には
どう伝わっているか、というと・・・。
「お前のところのやり方は間違ってるから、
うちで代わりにやってやるわ!」
と、伝わっているんですわ。
超・喧嘩を売っている。
それに気がつけていない。。。
B社にやりきれないのにも関わらず、
そんなことをB社にやらしている
お前のところはダメなんだよ。
こういう話に聞こえるわけです。
そもそも、B社を作ること自体、
組織で決定していること。
しかもさ、もし、
提案に乗ってみるとしましょうや。
それってさ、B社が失敗だった、
ということを自認すること。
これやっちゃうとさ、
失敗の責任取ること
につながるわけよ。
株主代表訴訟とか、
責任追及の訴えとかに
なりかねない。
そこまで行かなくても、
担当者のクビが飛んだり、
処分されたりすることにつながる。
だったらさ、
そんな責任リスクをとるよりは、
現状維持が一番でしょ?
ということに、なるわけです。
そんな危険なこと、
どこの一担当者がやるんだ・・・
という感じなわけですよ。
じゃあ、どういう提案をすべきか、
というと、
B社のより活性化のために、
ご協力できることはありませんか?
この方向性であれば、OK。
現状を受け止めること(=認めること)
これからはじめる。
で、その上で、
より良い方向に進むための提案をする。
この方向性。
こうすれば、
B社を作ったA社の面目もたつし、
B社のプライドも傷つけない。
でね、たぶんね、本音としては、
A社の担当者もB社をなんとかしたい、
活用したいと思っているわけです。
もっというと、B社に出さなくても、
解決できればA社の担当者としては
どっちでもいいと、思っているわけです。
でもね、
組織として決めた以上、
そして、組織としての予算がついている以上、
それを否定する行動は理論的には取れません。
だからこそ、
理想と現実を
感情と理論で
バランスを取る。
これが、マーケッターには
求められるのです。
A社の担当者としては、
どこでもいいから問題が解決
できればいい。
これが、理想。(というか本音。)
ここをつっついてあげるのが、
まずは必要ではあるんです。
でもね、
B社をつくった以上は、
B社以外に仕事を出すことは、
組織として理論的にありえない
これが、現実。
B社以外にも仕事を出すことが
理論的にも正しい状態
これをつくってあげないとだめ。
これってね、
担当者が上司に
相談をするときのもっともらしい
理論になるわけですよ。
経営陣が株主を説得する
理由になるわけです。
こうやって、担当者さんの
感情と、こちらが用意した理論で
バランスをとってこそ、
理想と現実が一致する
この方向性に動けるわけです。
というわけで、今日は、
イラッときたことのある
営業担当者の提案を1つ、
思い出してみましょう。
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