てるみくらぶ破綻のインパクトが
非常に大きいと実感している
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
以前にも書いてはいるのですが、
あらためて。
広告にビビる。
これ、しばらくブームになりそうです。
残念ながら、マスコミが、
「広告費の使いすぎでつぶれた」と、
報道し続けましたからね・・・。
でもね、問題の本質は、
広告費じゃないんですよ。
もちろん、粉飾とかも問題なんですが、
ビジネス的に問題なのは、
ビジネスモデルなんです。
航空会社から「売れ残り」の
チケットを安く仕入れる
↓
正規料金より安いことを
ネタにツアーを組む
↓
お土産屋を周ることをツアーに
組み込んで、マージンを得ることで
利益を確保する
ざっくり、こんな感じの
ビジネスモデル。
でね、このビジネスモデルの
スタート地点がこけた
わけです。
航空会社のチケット発行が
従来より、上手くなった。
だから、空席が少なくなって、
販売できる数そのものが減った。
ので、仕入れができなくなった。
そりゃ、仕入れができなくなりゃ、
売ることができなくなるよね。
で、売ることができなければ、
粗利益を確保することもできないよね。
シンプルにすると、
こんな感じと思われます。
スタートがこければ、
全てがこける。
特に、
このスタートが
他人に左右されるビジネスモデル、
これって絶対にやっちゃだめ。
特に、中小企業、起業家は。
でね、
ビジネスは、
自分でコントロールできるか?
これができるかできないかを、
中小企業・起業家は
考えないとダメなんです。
全てのことについて。
でね、
中小企業と屏風は、
広げれば広げるほど
倒れやすくなる。
中小企業は、大企業と比べて
著しく体力がない。
大企業の真似をして、
商品・サービスの
ラインナップを増やす。
これは、自殺行為。
広げれば広げるほど
自ら倒れやすくなることになるし、
周囲のライバルからの
風をうけることも多くなってくる。
でね、一番やっちゃいけないのが、
今までと違う客層の商品に手を出すこと。
例えば、
若者中心にやっていたのを、
高齢者に手を出すとか。
そもそも、若者向けの対応と
高齢者向けの対応って、
全く違うんですよ。
使うべきメディアも、
商品のクオリティも違う。
全く違う商品を扱えば、
それって中小企業にとっては
大変なことなんですよ。
そもそもそんなに
いろいろと扱う体力、
中小企業、起業家にはないんですよ。
中小企業は、
屏風をイメージして、
対応すべし、ですよ。
でね、商品の増やし方としては・・・
客層を変えずに
グー、チョキ、パー、チョキ。
これが、大原則。
最初は、
1つの商品・サービスから
はじめる。
そのあと、
うまくいったら
2つにする。
さらに、
うまくいったら
5つにする。
そうすると、
次第に成熟期から衰退期に入る
商品・サービスがでてくる。
そうなったら、
早めに2つに減らす。
そしてうまくいきだしたら、
新しいのを2つ増やして、
5つに戻す。
この繰り返し。
で、このことはピンチのときほど
忘れてはいけないのです。
ピンチのときって、
一発大逆転の勝負に出る
こういうことをしがちなんです。
でも、絶対にやっちゃダメ。
勝てるところで勝負するのが、
マーケティング、ですよ。
というわけで、今日は、
扱っていて違和感のあった商品を
1つ、思い出してみましょう。
【アクセス】ファシリテーション株式会社
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