すし食べ放題はお得か疑問の
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
かっぱの戦略・・・。
川流れとならなけりゃいいけど。
かっぱ寿司さんが一部店舗で
トライアルする、寿司食べ放題。
男性は1、580円(税別)、
女性は1、380円(税別)。
毎回、ボク、1、000円分(10皿)も
食べないので、全くお得感が…。
(ソフトドリンク飲み放題があったとしても)
平日14時~17時のアイドルタイム狙い、
で、1、580円(70分)というのが、
どうやって決めたのか、知りたいところ。
でね、やっぱり、
価格決定、これを苦手にしている
起業家、多いんですよね。
というわけで、今日は、
それダメ! な価格決定の方法
お伝えしたいと思います。
それダメ!その1:
時給単価積み上げ型
あれですよ、あれ。
自分の時給を決めて、
だいたい、
これぐらいかかりそうだから…
って、
時給×時間数 = 価格
にしちゃっているパターン。
いや、ボクも、修行時代に、
こういう価格設定の仕方、
教わりました。
1時間3万円で考えろ!
って。
…以来、独立してからも、
しばらくその気質が
抜けなかったんです(汗)
でね、これって、
デザイナーさんとか、士業とか、
非常に多くやっちゃいがちです。
でもね、これってさ、
何に対する価格なのか?
って、考えると、
実はおかしい!ってことに
気がついて欲しいです。
というのもね、
時給ってさ、
「時間」に対する価値、
これに対する価格、なんですよ。
サラリーマンのお給料なんか
まさにこれ。
時間に対する対価であって、
ぶっちゃけた話、
サラリーマンの価値への対価、
じゃないんですよね。
でもね、起業したら、
商品・サービスの価値 = 価格
これじゃないと、ダメなんです。
時間を売っているんじゃなくて、
価値を売っているんです、本来的に。
だから、
価値に対応して、
値段が決まるんです。
価値=値段 です。
なので、時給計算はNG。
価値に対しての価格、
これじゃないからね。
それダメ!その2:
なんとなく同業他社と一緒
これこれ、これですよ。
回転寿司業界を見てください。
結構、大手の皆さん、
一皿100円になっちゃてるじゃ
ないですか。
上げたくても、上げられない。
そんなジレンマに
陥ってるんじゃないかなと、
ボクは思うのです。
ま、2貫を1貫にして、
実質値上げというパターンも
ないわけではないですけど、ね。
でね、
ギョウカイテキにこの値段ですから~
というのは、説得力があるようで、
ないのが、本当のところ。
もちろん、相場感というのは
重要ではあるんだけどね。
お前のところは、
何の根拠もなくて、
価格決めとるんかーい!
なんて、ツッコミが
聞こえてきそうです、はい。
だいたい、相場がこんなもんだから、
これぐらいの値段かな・・・
なんてキメッちゃってる方、
その価格、説得力ないですよ!
まぁ、確固たる意思を持って、
ギョウカイ水準です!というのであれば
止めはしませんが・・・。
いや、その理由を説明するの、
結構、常人には大変だと思います。
それダメ!その3:
中途半端な勝負価格
これ、特に後発の事業者に
多いんですが、
やたらと価格勝負をしかけよう
とするタイプの根付け。
いや、価格勝負するのは、
体力消耗するだけっすよ、
やめときなさーい、
って、いつも言うんですけどね。
でね、
価格勝負をしようとする人が
つけた価格、往々にして、
中途半端な価格
になっちゃってるんです。
A社で1、280円で売っているものを
自社では1、100円で売る、みたいな。
ちょっと安いけど、
それほど安くもないなぁ・・・。
とお客様が思うぐらいの価格。
これぐらいしか、出せない。
なぜなら、勇気がないから。
で、価格破壊をコンセプトにして、
本気でギョウカイの価格をぶっ壊す
ということをしたいのであれば、
ギョウカイの半額以下
これに価格を設定しないと、
インパクトが薄い価格になっちゃうんです。
あ、この場合、価値=価格破壊、
というところなんですよね。
ギョウカイの半額以下の価格、
これが、勝負価格です。
中途半端な価格は、
勝負価格ではないのです。
半額以下にできないのであれば、
値下げ、勝負価格、やっちゃダメ。
じゃあ、どうすんのよ?
はい、じゃあどうすんの?
という声が聞こえてきそうですが。
ボクが普段やっている方法、
これがあるんですね。
ちょっと、冒頭のほうを
思い出してみてください。
価値に対応して、
値段が決まるんです。価値=値段 です。
こんなのがありましたでしょ?
(覚えていますか?^^)
これってさっきは、
価値⇒価格の方向で
見ていたわけですが、
逆方向でもいける!
これに気がついて欲しいんです。
どういうこと?って言いますと、
ボクがやっているシンプルな
価格の決め方って、
最初に希望の価格を決めて、
あとから価値を合わせていく
これなんですよね。
価格に見合う、価値。
これをあとからつけていく。
こっちの方向から
価格設定をすると、
実は同時に商品開発が進む、
という、おまけもついてきますよ。
というわけで、
やっちゃダメ な価格の決め方、
お伝えしました。
ああ、やっちゃったなー、
という方、大丈夫です。
今からでも、
価格は変えられます。
そして、価値も変えられます。
価格⇒価値の視点で、
是非、確認してみてください。
というわけで、今日は、
かっぱ寿司の食べ放題、
ちょっと調べてみましょう!
【アクセス】ファシリテーション株式会社
地下鉄・丸の内駅 8番出口徒歩6分
名古屋市西区那古野一丁目3番16号 G next nagono 5F