食い逃げと騒いでいるのが不思議な、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、課題解決の外部頭脳、
名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
あれですよ、あれ、
自民党の総裁選挙。
首相陣営は20日昼、東京都内のホテルで「必勝出陣の会」を開催。首相も出席して結束を確認した。首相を支持する衆参議員用に験担ぎのカツカレーが333食分振る舞われ、完食された。業界団体関係者ら議員以外の出席者用には別途、カレーが準備されていたという。
ところが、実際に首相が得た議員票は329票。少なくとも4人がカレーを食べながら首相には投票しなかった計算になる。陣営幹部は嘆く。「カレーを食べて首相に投票しなかった議員がいる。一体だれなんだ」
(朝日新聞)
面従腹背、というところでしょうか。
ま、こういうこと、
ビジネスやっていると、
良くあると思うんですよね。
尽くしていたお客様に裏切られるとか、
大事にしていたスタッフに裏切られる、とか。
こんなところで、
あーだーこーだ
言っていたら、
ホント、持ちませんよ。
というわけで、
起業家や経営者は
食い逃げされる覚悟
これをもっておかなければ、
いけないんだと、ボクは思うのです。
で、最近でこそ、
ボクは食い逃げがだいぶ減りました。
そもそも、
食い逃げをする人は、
クライアントにしない
ということを、
目指していますから、ね。
でも、まぁ、たまーに、
食い逃げにはあうわけですが(苦笑)
完璧に防ぐ、というのは、
まぁ、無理ですよ。
コストがかかりすぎますし。
でね、食い逃げを防ぎつつ、
優良顧客を集めるにはどうすればいいか、
っていうとね。
ソフトオファーとハードオファー、
この違いを理解して使い分ける
というのが、ひとつの最適解です。
無料プレゼント、無料体験、
サンプルなどを提供するオファーを
ソフトオファーと呼びます。
お客様にとって、
超有利なオファーね。
しかも、結構、ノーリスク。
一方で、お客様にとってキツイ条件を
突きつけるのが、ハードオファー。
売り手有利のオファー。
例としては、現金一括払いとか、
事前銀行振込、なんかとか。
この、
ソフトオファーと、
ハードオファーを使いこなす、
のが、食い逃げを防ぐのです。
というのもね、
ソフトオファーに反応する人は、
最終的に購入しなかったり、
支払い拒否や返品率が高い
こういう傾向にあるわけ、です。
そもそも「何かがもらえる」
ことに対しての興味が強い、
わけですよ。
でもってね、
その興味は、商品・サービスに対しての
魅力よりも、実は強いんです。
無料だから、そこに反応しちゃう。
と、どうなるか、というと、
現実に支払いをする段階になって、
支払いをするのを拒絶したり
本契約をしたがらなくなったり
するわけですよ。
食い逃げ、発生です。
よーくトラブルになっているのが、
あれですよ、あれ、
健康食品の通販とか。
無料サンプルは、定期購読申し込み、
これとセットになっているのに、
無料サンプルにだけ目がいってて、
いざ、定期購入が始まると、
「そんなの聞いていない!」
って、トラブルになるやつ。
もっとも、売り手側も、
そういう言い訳をされないように、
適切な情報表示と確認が必要、
だとは、思いますけど、ね。
一方で、
ハードオファーに反応する人ほど、
商品・サービスに対する関心が高い
という傾向にあるわけ、です。
商品・サービスそのものに、
興味を持っていたり、魅力を感じているから、
申し込もう、となるわけ。
たとえ、支払い条件が悪くても、
頭をさげて、購入しようとする。
こういう状態の方だからこそ、
将来も優良なお客様でありつづけてくれる、
この可能性が非常に高いわけ、です。
ハードオファーをしたほうが、
真剣なお客様は集まるわけ、です。
カツカレーもそうなんですよ、
生半可な人を集めるから、
食い逃げされるわけです。
ソフトオファーですからね。
もっと、ハードオファー、
出してしまえばよかったんですよ。
必ず、投票する人だけで、結構です。
少しでも、迷っている人は、
お金を払って、食べてください。
これぐらいの、ハードオファーでも、
よかったんじゃないかな、と思うのです。
そうすれば、取りこぼしも、
より減ったんじゃないかなと、思うわけです。
もっとも、これでも、
完全にゼロ、にするのは、
難しいとは思いますけど、ね。
そんなことを、
カツカレー問題に、
思ったのでした。
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