あなたに簡単な問題を解いてもらいたいと思う、
【レアキャラ経営理論】で稼ぐ会社に確実に変える、
社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
すごく、すごく、簡単です。
【問題】
X社は甲社・乙社・丙社・丁社の4社に、
商品Aと商品Bをそれぞれ、販売しています。今回、X社は甲社から商品Aを、
乙社から商品Bを、丙社から商品Aを、
丁社から商品Bの発注を受け、それぞれ、4社に納品しました。
ところが、乙社から、商品Bの中に
20パーセントほど商品Aが混入している
という連絡がはいりました。そのため、X社では在庫の商品Bと、
ご納品した商品Aを交換しました。返品交換後のX社の総在庫数は、
4社からの発注数に照らして
齟齬のない数量となっています。このとき、X社が甲社に商品Aを、
丙社に商品Aを、丁社に商品Bを、全て間違いなく正しく、
納品している確率を求めなさい。
さて、どうでしょうか?
お時間、1分、差し上げます。
どうぞ。
さて、いかがでしょうか?
正解、導き出せましたか?
多分、キャッシュフローコーチ、
なる方々は瞬殺だと思います。
正解は・・・。
・・・
不明。
です。笑
というのもね、
乙社に結果として
正しく納品された、
ということと、
甲社、丙社、丁社に、
正しく納品される、
ということは、
無関係、だから。
全く関係性がない。
じゃあどうするの?っていうと、
全数調査して、調べるしか
正しいか否かは分からない、のです。
でもね、これを、
乙社には納品数あってるし、
在庫数も計算上あってるから、
甲社、乙社、丁社にも正しい納品でしょ
って、考えちゃう人が、
結構、いるんですよね・・・。
論理的に物事が考えられないと、
とんでもない発想になってしまう、のです。
在庫数が正しいならば、
全社に正しく納品されている。
ということが真だとすると、
全社に正しく納品されていない
のであれば、
在庫数は誤っている
ということも真になるわけ、です。
でね、これは、反証可能。
例えば、甲社と乙社にテレコに、
丙社と丁社をテレコに、
商品を納品した場合
甲社 ×
乙社 ×
丙社 ×
丁社 ×
となるわけ、ですが、
発注数からしての在庫数は、
合っているわけです、数字上。
だから、偽。
一方で、
正しい納品がされていれば、
在庫数があっている
ということを真とするならば、
在庫数があっていないのであれば、
正しい納品がなされていない、
ということも真なのです。
で、これは、
間違いがないわけ、です。
でもね、
在庫数が合うのであれば、
正しい納品がされている
というのは、偽、ですよ。
さて、頭から煙が出てきた人も
いると思います。
が、結構、ボクの頭の中は、
こんな感じで、動いています。
論理式、ですね。
高校で習っているはず、です。
命題と、裏と、
逆と、対偶。
命題と対偶、
裏と逆とは、
それぞれ真偽が一致します。
今回のように一見すると
正しいようなこと、
在庫数があっていれば、
全社に正しく納品されている
ということは、
対偶をとって、
全社に正しく納品されていない
のであれば、
在庫数は誤っている
ということに反証することにより、
命題が誤っていることを立証している、
というわけです。
間接証明法ですね。
こういうこと、習ってるんですよ。
でも、忘れちゃってるし、使ってない。
だからこそ、
正しい判断ができなくなってる、
わけなんですよね・・・。
だからボク、考えるとき、
結構、論理式を書いてます。
で、命題があっているかどうか、
チェックをしています。
紙に書いて、対偶をとって。
千里の道も、一歩から。
あなたが正しいと考えることは、
いつも正しいわけではないのです。
しまった!っという矛盾・思い込みを
丁寧に見つけられる仕組みを
ルールとして入れておく。
というのも、肝心なんですよね。
冒頭の話。
実際にあった話、
なんですよね・・・。
うーん、理解してもらえない。
在庫数があっていても、
納品が正しいかは、分からない。
んですけどね・・・。
思い込みってなかなか、
はずれないんですよね・・・。
ああ、残念。
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