安売りしている現場で悲しくなってきた、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、課題解決の外部頭脳、
社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。
某パン屋さんの店頭にて。
いやね、普段はスーパーで、
半額になったのとか狙っているわけ、
ですよ、スーパー主夫なボク。笑
でもね、それが平然とできるのは、
売ってる人が大手だから。
中小零細企業とは思えないほどの
大きなお店だったり、大会社だから。
3割引きとか半額とかに
なっているものを見ても、
全く悲しくなりません。
大量生産、大量消費。
売り切らなければ、ゴミになる。
というのもわかるし、ね。
でも一方で、
中小零細会社が手塩にかけて作った、
マインドがこもったものが、
売れ残りとして半額で売られている。
そんな現場を見てしまうと、
やっぱり悲しくなってしまうのです。
商品たちがかわいそうで。
そして、作っている人たちに
申し訳なくて。
さらに、
半額にしてでも売ってしまうことに、
「無」になりつつある現場の人たちが
かわいそうだったりするわけ、です。
でさ、中にはさ、半額になる時間、
この時間をわざわざ狙ってくる人、
なんかもいるわけ、ですよ。
安くなったら買う、という人。
一方で、
適正価格で買ってくれる人、
価格に興味をしめさずに、
商品を評価して買ってくれる人、
も、確実にいるわけ、ですよ。
でね、ボクは決めてほしいのです。
値下げを待って買う人。
適正価格で買ってくれる人。
どっちをお客さんにしたいか?
これを、ね。
ジャムおじさんは、
アンパンマンを大量生産しない。
大量消費もさせない。
手塩にかけて、
アンパンマンをつくる。
アンパンマンを
ピンチにさせない、のであれば、
アンパンマンの顔を冷凍して、
温めなおせばいいわけ、です。
大量に焼いておいて、
冷凍してストックしておく。
そうすれば、ばいきんまんに、
何をされても平気、わけです。
でも、ジャムおじさんは、
そんなことをしない。
いつも、焼き立ての新しい顔、
アンパンマンを提供している。
しかも、1個ずつ焼くという、
魂の入れ具合が半端ないわけ、です。
一球入魂ならぬ、
一麭入魂、というところか。
一●入魂というコンセプトは、
どの業界でも使えるもの。
で、このマインドがしっかりと、
社長にも従業員にもあると、
決して大量生産とか値下げ、
できなくなるわけ、です。
ジャムおじさんは
アンパンマンをストックすることを
しないだけじゃ、ないんですよ。
決して、安売りもしていない。
1個ずつ焼くにしても、
一日に何個も焼くことはないわけ。
本当に必要な分だけをつくり、
本当に必要な分だけを提供する。
非常にマーケッターとしては、
優秀なのがジャムおじさん、です。
だからこそ、アンパンマンには、
アンパンマンの助けを求める、
ファンというか、リピーターが多い。
決して、値下げは要求しない。
大量に、手に入れることも要求しない。
むしろ、
みんなで、アンパンマンを
大切に、大切に、している感じ。
こういうお客様ばっかりを、
集めたほうがいいと思うのは、
ボクだけでしょうか?
ターゲットとすべきは、
リピーターになる人。
って、ボクは言っていますが、
リピーターの定義をしっかりと、
しておかなければ、なりません。
リピーターとは、
あなたに適正な評価をし、
適正な価格で買い続けてくれる
双方を良しとしてくれる人。
ですよ。
評価をしてくれるだけではダメ。
対価を払ってくれるだけではダメ。
双方良しとしてくれなければダメ。
この3要件を1つも、
欠かしてはいけないのです。
1つでも欠く人は
お客様失格。退場いただく。
ぐらいのスタンスで、
ボクは良いと考えるのです。
じゃないとね、
せっかく、あなたの想い、
マインドがこもった商品たちが、
どんどん無駄死していく。
安売りされて、消費されていく。
これ、許せないと思うんですよね、
本気でビジネスしていればいるほど。
想いを込めた商品を売っていればいるほど。
で、悔しいと思わない、
値下げしても構わないと思っているのは、
その商品に対して愛情がない証拠。
マインドがこもっていない証拠。
といっても、いいかも。
そういう商品は今すぐ捨てる。
これぐらいのスピードが、
中小零細弱小会社の社長には、
求められています。
無駄な力を注いでいる余裕、
ないですから、ね。
千里の道も、一歩から。
熱い思いをもちつづけて、
いつも、ビジネスしてますか?
しっかりとした想いがなければ、
適当な想いでいつも臨んでいれば、
ますます、お客様の質は下がります。
全てのお客が、真のリピーターじゃなくなる。
そして、それが最後の日につながる。
人間は、未来に向けて、
人生を積み重ねていく。
そこには最後があるわけ、ですが、
人間が死んでも、マインドは生きていく。
マインドは永遠の命を授かっている、
っといっても、過言ではないわけ、です。
そんな永遠の命をさずかっている
マインドを伝え続けるのも、
経営者であるあなたの役割でもあるわけです。
でもね、そのマインドを忘れると、
マインドは死んでしまいます。
そして、会社の文化は失われ、
会社としての命も失われます。
ジャムおじさんは、例えなくなっても、
そのマインドは永遠に生き続けるでしょう。
そうでなきゃいけないのです。
ボクたち、経営者は。
そんなことを考えながら、
店頭を歩いていたボクでした。
ちなみに、「幸せのクリームパン」、
完成したら食べていいという許可、でました^^
早く食べたいなー!
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