マーケティング

普通の値引きなんかダメダメ

テレビの影響ってすげぇなと思う、
クライアントと稼ぐ方程式を探究・実践する、
課題解決の外部頭脳、

社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。

久々に、車で長時間移動。
といっても、県内移動ですが。

で、道中の車内で、
巣ごもり消費の特集があって・・・。

お取り寄せの一番は、
安定のピザだそうで。

 

って、見ていたら、
やっぱり、ピザが食べたくなる!

ということで、久々の、
ドミノ・ピザ。

某所はなんかあるたびに
ピザ・パーティしてたなぁっと
懐かしみつつ・・・。

美味しく、いただきました。

で、某所のピザパーティのとき、
ボクはピザを30枚ぐらい買って、
電車に乗って運んでいた・・・。

んですけど、

あれ、超迷惑。苦笑
ピザ臭、結構しますからね。

まぁ、あの匂いで
買いたくなるのですが・・・。

で、なんで宅配ピザなのに、
わざわざ取りに行くかといえば、

当時行われていた
「持ち帰り2枚め無料」
というキャンペーン、

これがあったからですね。

ただ、これ、たくさん頼むには
良かったんですけど、

1枚食べたい・・・

っというときには、
不向きなキャンペーンでした。

ので、最近改定された
んですよね。

1枚でも、何枚でも、
持ち帰りが半額、になりました。

だから、1枚でも、
注文しやすい。

この辺の微調整は
うまいなぁ・・・っというところ。

もともとの
2枚め無料ってのも、
インパクトはありましたが。

売り手としては、
宅配にかけるコストよりも、
来てもらって安くするほうが得、

ってことなんですけど、ね。

 

でね、

安売りをしたい人から、

インパクトのある価格で
商品を販売したい

という、相談を受けます。

 

でね、ボクはこう答える、
んですよね。

インパクトのある価格
=市場価格の半額以下

ってね。

価格破壊をモットーや
ミッションとするのであれば、

市場価格の半額以下

これを最低限の基準、
目標としなければならない、のです。

ちょっと市場価格より、
安いぐらいじゃあ、ダメ。

ちょっと安いぐらいだと、
さらに安いところが出てきたら、
そっちに流れますから、ね。

 

…というわけで、

並外れた体力がない限り、
安売りなんかしちゃダメ、
なんですよ、

中小零細弱小会社は。
もちろん、起業家も。

でね、世の中にはほんと、
値引きしたがる気持ち悪い社長、
非常に、非常に多いのですが。

あれですよ、あれ、

値引きしたら売れるって、
誤解しているのは売り手だけ

ですから。

ボクは基本的なスタンスとして、
こう説いています。

値下げ、安売り。
ビジネス失格の証拠。

 

値下げする方法でしか、
売れない。

安く売るしか、
売れない。

このようにしか
考えられない人は、

さっさとビジネスを
やめたほうがいい。

なぜなら、誇りをもって
商品・サービスを
提供していないんですよ。

でね、誇りを持たずに、
ビジネスをしている、
というのは、

お客様に対しても失礼だし、
他の同業者さんにも失礼だ。

だからこそ、

さっさと退場しなければ
いけないわけですよ。

そのほうが社会の幸せを
創ることになるから、ね。

 

もちろん、価格破壊を
ミッションにしていれば、別。

業界に風穴をあける、
というのが目的であれば、ね。

ボクらが本当に、本当に、
考えないといけないこと。

それは・・・

値上げして、売れる方法。

ボクも、これですよ。

あいつはなんだと言われても、
ボクはしてませんよ、値下げ。

ボクはボクのルールを厳守。

値上げして、
適切な利益を
確保することで、

ビジネスを動かす。

無意味な値上げはしません。
意味と価値のある値上げ、
これをするわけ、です。

でないと、ただの詐欺、
ですからね、ほんと。

 

利益を減らす方法、
値引きなんかは原則として、
やってはいけないのです。

 

ただ、

利益を手放しても、
やってもいい値引きってのも、
ないわけではないのです。

価格破壊が目的では
なくても、ね。

それが何かって言うと、

社会貢献性をもたせた
事実上の値引き

ってのは、やってもいいと言うか、
意義があることなのです。

たとえば、

かつて日本でも、
ボルビックでやっていた

1ℓ for 10ℓ

というプログラム。

顧客が1リットルの水を買ったら、
それに応じた資金を
マリ共和国に提供するもの。

このプログラム名称が、
わかりやすくて、気持ちいい。

貢献度合いが明確、
ですからね。

 

で、こういう値引きなら、
ボクはありだと思うのです。

値引きなんてしなくたって、
本当は売れるものでなければ
ダメなわけですし。

でね、

買ってくれた人が、
買うという行為をもって、
社会貢献できる

のであれば、

それはそれで、
付加価値、なわけです。

例えば、

1シューズ・フォー・5、

というプログラムをつくって、

1つの革靴を買ってくれたら、
5人の靴が買えない日本の高校生に
新しい革靴をプレゼントします

なんていうコンセプトで活動したら、
結構、インパクトが与えられると
ボクは思うわけですよ。

しかも、

このプログラムに参加してくれる
お客様って、超・優良顧客、
になると思いません?

特定非営利活動法人
TABLE FOR TWO International

というところがあります。

そこが掲げているのが、
TABLE FOR TWO という
コンセプト。

“TABLE FOR TWO”を直訳すると、
「二人のための食卓」となるわけです。

先進国で1食とるごとに
開発途上国に1食が贈られる
TABLE FOR TWO(=TFT)プログラム

肥満や生活習慣病予防のために
カロリーを抑えた定食や食品を
ご購入いただくと、

1食につき20円の寄付金が、
TFTを通じて開発途上国の子どもの
学校給食になります。

20円というのは、
開発途上国の給食1食分の金額です。

先進国で1食とるごとに
開発途上国に1食が贈られる
という仕組みです。

実は、ボクが一番使っている
プログラムだったりします。

でね、

こういった社会貢献型の
プログラムって、

誰でも創れるし、
誰でも継続できる

んですよね、本当は。
真剣になれば。

 

でさ、

どうしても割引したいんなら、
こういうことに頭を使って、
利益を社会に還元してほしい、

っと、ボクは思うわけです。

単純な割引って、
社会悪ですからね、ほんと。

 

千里の道も、一歩から。

あなたが割引をしたいと
いつも思っているのであれば、
しっかりと、考え直してください。

適切な価格で販売する、
まったく当たり前のことですから。

すごく、すごく、単純な話、
割引したら売れるのであれば

無料にしてしまえば爆発的に
あなたの商品は売れるはずです。

でも、現実は、そうじゃない。

だからね、

値引きすれば売れる、
なんて、幻想なんです。

はやく、幻想は捨てる。

中小零細弱小会社にとって、
値引きは悪でしかないし、
社会悪でもあるのです。

適切な価格で、
適切な利益を得る。

で、もし、
値引きをどうしても、
したいのであれば、

社会貢献性のある
プログラムを創る。

 

こういうデザインを
しっかりしてほしいのです。







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澤田隼人(1985年12月9日生まれ)は、多才なゼネラリストであり、特定行政書士として「行政書士ほみにす法務事務所」を運営。2009年の創業以来、会社設立や医療法人設立など幅広い法務サービスを提供しつつ、社外COOとして経営者を支え、事業戦略、資金調達、マーケティング、組織構築、人材採用・育成、マネジメント、コーチングに携わっている。 経営理念「Design New -温故知新-」は、伝統と革新を融合させた戦略を反映。ファシリテーション株式会社の代表取締役としても、多面的なビジネス支援を展開し、企業の成長を後押ししている。 また、ITスキル(HTML、SEO)やマーケティング知識(PPC広告、ブログ集客)を活かし、多様なクライアントのニーズに応えている。さらに、司法書士・税理士・社労士・土地家屋調査士、弁護士事務所での経験を活かし、複雑な法的問題への対処や士業の管理にも精通している。 大手予備校・河合塾のチューター時代から人気を博し、20年以上セミナー講師としても活躍。多面的な視点とスキルでクライアントの成功に貢献している。
【アクセス】ファシリテーション株式会社

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